品質管理のレベルを決める重要な要素が、Man(人)、Mashine(機械)、Material(材料)、Method(方法)の「4M」です。
例えば、オペレーターの交代や、機械設備、材料ロット、また作業手順の変更等に最新の注意を払うとともに、これらの情報を「3H(変化・初めて・久しぶり)ボード」により共有し、不良発生および流出を未然に防止、高品質なものづくりを実現しています。
白光金属工業では、「次工程はお客様」を合言葉に、ISO 9001をベースにPDCAサイクルをスパイラルアップ。スタッフ全員参加のもと、TQC活動に取り組んでいます。
全スタッフが、ISO内部監査員研修を外部機関にて受講修了。「QC七つ道具」(特性要因図、チェックシート、ヒストグラム、散布図、パレート図、グラフ・管理図、層別)により、データを見える化し品質コストを分析。継続的改善により、顧客満足度を高めるシステムを構築しています。
さらに、全従業員を対象としたポイント制の改善提案制度を実施。お客様との密着したコミュニケーションにより、ご要望を鍛造等の生産現場へ素早くフィードバックするとともに、当社行動指針である「5H」対処活動を実施し、業務スキル向上に努めています。
「H」を頭文字とする5つの出来事に対処できるよう、スタッフ一人ひとりがつねに業務スキルの向上に努めています。
航空宇宙・防衛分野において、ISO9001よりさらに厳格な品質マネジメントシステム「JIS Q 9100」を認証取得。これらをベースにHAKKO TQC(Total Quality Control)を整備し、業務効率化を推進するとともに、予防処置を行い問題再発を防止しています。
室温を約20℃に保った専用測定室を設置し、カールツァイス社製の高精度CNC三次元測定器「DuraMax」を配備。チリやホコリを防いだ環境のもと、超高精度測定を実行することが可能です。
東京精密社製「RONDCOM 54DX3」を配備。精密なテーブル回転精度により、信頼性の高い真円度測定を実施。また、オフセット型検出器ホルダ採用により、平面度・平行度・同心度・同軸度・円筒度・真直度・直角度の高精度測定を実現しています。
東京精密社製「SURFCOM 2800G」を配備。表面粗さの測定条件を自動設定するAI機能を搭載し、複雑形状の精密測定を実現しています。さらに、形状合成機能を内蔵。触針の角度によって生じる、輪郭形状測定の解析範囲制限もクリア可能です。
材料調達から鍛造・切削等の各工程において、生産過程等を記録し、製造履歴を追跡できるトレーサビリティーを構築、製造部門を挙げて品質向上に取り組んでいます。万一不具合が生じた場合も、責任を明確化でき、要因を分析、改善策を講じることを可能にしています。